金与正氏とは
金正恩氏の妹・金与正氏の「恋愛事情」と兄妹の本当の関係

金与正氏、ふんぞり返ってて印象すこぶる悪かったが、あれは北朝鮮国内向けのパフォーマンスかもしれない。北朝鮮は韓国より偉いのだと北朝鮮国民に思わせる必要はあるだろうから。しかし単なる育ちからくる高慢さかもしれないが。
いずれにしろ、我々西側の人間は正真正銘のプリンセスを初めて見たのかもしれない。なぜかというと、王制は日本の皇室も含めてどこも今やお飾りでしかない。だからその王の娘もお飾りのプリンセスだ。だが、中世では王は本物の権力者であり、その王の息子や娘は今のように国民に媚びる必要がない本物のプリンス、プリンセスだったはずだ。そういった意味でのプリンセスは僕は初めて見た。これは本物のプリンセスなんだと変に感動さえした。北朝鮮の金王朝は比喩ではなく本物の王朝なのだから。共産主義という外見はお飾りでしかない。今の時代に権力が世襲されるというのはここだけだろうから。

しかし、韓国の文在寅大統領にふんぞり返って挨拶をしていたこの北朝鮮の先代の王のプリンセスに僕はわずかに期待している。独裁者の兄の暴走を諌めることができる唯一の存在。平和裏に南北朝鮮が真に親睦を深めることができるとしたら、彼女をもってしか他にないだろうから。彼女がより聡明であり、より先進的であれと期待するしかない。
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保守とリベラル
毎日新聞:リベラルマインドを教えた保守思想家 西部邁さんを悼む=中島岳志

西部邁氏のことは恥ずかしながら名前ぐらいしか知らなかった。知っていたとしても、保守の言論人ということで右翼か、と思い避けていたかもしれない。ところが全く違った。

西部はリベラルな精神を保守思想の文脈に位置づけ、両者を相互補完的な存在と見なしていた。保守は人間に対する懐疑的見方をとる。左派的な近代主義者が、人間の理性によって理想社会を構築できるという進歩主義をとるのに対して、保守は人間の理性の不完全性を前提に、歴史的に継承されてきた集団的な経験知や良識を重視する。人間は間違いやすく、誤認をくり返す。誰も正しさを所有できない。もちろん、自分もその例外ではない。懐疑主義的人間観は、自己にも向けられる。


僕が日頃感じていることをはっきり言葉にしてくれている。
保守とリベラルを結びつけないと、と思っていた。
僕自身もリベラルな思想でもって人間を信じたい。ここが基本だけど、そうもなかなかいかないのが現実。現実を直視すれば、多少は保守的な考え方もせざるを得ない。お互いに欠点を補完し合って、要はバランスだろうと思うのだ。
この人はひょっとしたら最もバランスの取れた人だったのかもしれない。
なぜ『慰安婦問題』は終わらないのか

「なぜ『慰安婦問題』は終わらないのか」by土井敏邦


2年前の「日韓合意」は、当事者たちには、加害国日本から「この10億円は“手切れ金”だ。もうこの問題はチャラにしようぜ。もう二度と蒸し返すなよ」と言われているように聞こえなかったろうか。


まさにこの通りで、朝鮮民族を凌辱した日韓併合という民族的ジェノサイドの象徴としての従軍慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決されること」を望むということはハルモニが言うとおり「彼らは過去の事を歴史に残さないようにするためだよ。(名誉を傷つけず)きれいな国民でいたいわけさ」」でしかない。つまりあったことをなかったことにしたいのだ。だから承服できないわけで。

ドイツがナチスをなかったことにしただろうか。アメリカが奴隷制をなかったことにしただろうか。一流の国ならそんなことはできないはずだ。だが二流三流の国ならどこもやってる。日本は悲しいかな、二流以下の国だ。そのことを僕もいい加減わかるべきなのだろう。
野口裕句集『のほほんと』
やっと野口裕さんの句集『のほほんと』が届いた。
僕が帯の10句選をしていたのでずっと気になってはいたのだけど、それをしていたのが去年の夏だったものだからほぼ忘れていた。
その10句選、1年半ぶりに読んで、なぜ選んだのか最初全く思いだせず、これでよかったのか少し不安になったが、予備選の30句ほどをPCで見て、ようやく思い出した。これでよかったのだと、今では確信している。
野口裕さんは高校の物理の教師、帯の解説を書いている北村虻曳さんは数学者。そして僕は電気工学科卒と理系で固めたつもりなのだろうか。他のお二人はバリバリに理系の仕事されているが、僕は大学を出ただけである。実家の印刷関係の事業を継いだだけだ。だから理系で固めたとなると面映ゆい。
野口裕さんは俳句、短歌、詩となんでもござれの器用な人だ。sora歌会のメンバーでもある。北村さんもsora歌会。3人とも俳句と短歌を両方やるというのも共通点か。でもそれも僕だけが俳句は過去形なので、これもやっぱり面映ゆい。

僕は今、俳句の世界に明るくはないが、この句集は大変佳い句集だと思っている。俳壇の内外で批評が盛り上がることを願っている。句集批評会というのがあれば行きたいですね。

表紙絵は野口さんの御子息の野口毅氏。これが素晴らしい。句集の内容とものすごくマッチしている。

その10句を紹介する。4句目の〈まくなぎ〉は顔に纏わりついてくる羽虫の群のことで夏の季語。8句目の〈ずつないわ〉は兵庫の方言で、食べ過ぎておなかが苦しい、という意味。

野口裕句集『のほほん』より十句選
重機また人の末裔黄砂降る
鳥帰る何かの予行だとしても
顔文字のω見つめる冬籠
擦れ違うダンプまくなぎ連れ去りぬ
街とても風は季を呼ぶ花水木
自転車にもたれてどてら鳩にパン
子は母の髑髏に残る百合根噛む
ずつないわ冷や素麺を食いすぎた
雀蜂金気水舐め翔ちたゆたう
さえずりのひとつとなりぬ人の声

陰謀論の拡散
普天間第二小学校への米軍ヘリの窓落下事故で、「やらせだ」など根拠のない誹謗中傷の抗議があったとのこと。無茶苦茶な話だが、在ったことを無かったことにする、この陰謀論的な傾向はよく考えたら、今までにもよくあった。

ホロコーストは無かった。被害者であることを強調したいユダヤの陰謀。(ネオナチ等が言っている)
アポロ月面着陸はNASAの自作自演。(主に反米勢力が言っているのだろう)
9.11はイスラムを潰したいためのCIAの自作自演。(反米勢力が言っている)
3.11はアメリカが起こした人工地震。(これはどういう人が言うんだろう?)
そして南京大虐殺は無かった。中国と反日勢力の捏造。(日本のネトウヨが言っている)
従軍慰安婦はいなかった。韓国と反日勢力の捏造。(日本のネトウヨが言っている)
果ては、広島にも長崎にも原爆は落ちていない。加害側である日本が被害者面したいために捏造している。(これはアメリカのナショナリストが言っている)
とまだまだあると思う。
右翼左翼にかかわらず、こういう荒唐無稽な在ったことを無かったことにする陰謀論が大好きな人はたくさんいるみたいだ。自分が加害側にはどうしてもなりたくないのだろう。
最近では、北朝鮮危機は高価な武器を売るために安倍とトランプと金正恩が結託して自作支援しているのだという陰謀論。この陰謀論をある吉本の芸人が真顔で言ってたからこれは笑ってられない。今まではこんな陰謀論などバカバカしくて無視してきたが、今度の米軍ヘリの窓落下事故での抗議で看過できなくなった。実際にこういう勢力が社会に影響を与え始めたらしいのだ。

きっと社会はこれからもこういう陰謀論との戦いになるのかもしれない。今よりもずっと。人類の叡智はこういう陰謀論を否定することにこれからもっと躍起にならなければならないのかもしれない。こんな低次元なことにかかわるよりもっとやらなければならないことがたくさんあるはずなのに、そこに叡智が注がれないという損失に誰も気がつかないのだ。
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薬師丸ひろ子さんへのインタビュー
毎日新聞:映画「8年越しの花嫁」で母親役、薬師丸ひろ子さん 伝えたい、信じることの大切さ

「最近最も関心を持っていることは?」と聞かれて
「うーん、そうですねえ。いろいろありますけど、日本という国がどうなっていくのか。どこに向かって、どんな価値観を大事にしていくのか。ちょっと大きすぎますけどね」
と答える。何が正義かとか人が国がどうあるべきかとか、固定観念を持たない上で、素直に危機感を感じている。今の一般的な日本人の感覚だろうとは思うが、リベラルと自称し「戦争反対」さえ唱えてたらそれで済むと思っている、自分が正義だと確信してやまない、そんな暑苦しい他の芸能人とは全然違ってやはりこの人は今でも清楚だ。
そして「なぜこの国で満足に食べられない子がいるのか。介護に疲れ切っている人がいるのはなぜか。」と続き、「役作りのために世界で起きていることに関心を持ち、CBSやBBCなど海外のニュースもチェックしている」「(でも)私はただの『あまちゃん』です。外野からの発言ですから」と相変わらず謙虚だ。

世の中こんな人ばかりなら、多様性の話も歴史認識の話もどんな話も通じるだろうに。
宇野常寛の爽やか一刀両断


「自分の総理の椅子を守りたいから、ミサイルが飛んでくる時に選挙するバカと、そして総理になりたいからといって烏合の衆を適当に集めて、都政を放り出すバカ。この二択ですよね。」
「本当に小池百合子とかどうしようもないやつだと思いますよ。頭の中身なんてネット右翼とあんまり変わんないし、安倍晋三とどっちがタカ派かわかんない。」


ずばりこの通りだ。宇野常寛、最後なので飛ばしている。これだけのシャープな正論をこれだけ面白く言える人はそうはいない。時々突っ込みすぎるきらいはあるが、僕は概ねこの人の意見に賛同しているし、いつも健やかに笑わしてくれる。この人の意見を聞いているときわめて健やかになれるのだ。
日本テレビはこれでクビになったが、TBSかテレ朝からオファーが無いようでは、日本のマスコミは今度こそ本当に終わりかもしれない。
終戦の日を前に
ウィンザー通信:「特攻は美しいことではなく、残酷で、二度とあってはいけないこと」大竹しのぶさん

吉永小百合など芸能人が原爆忌や終戦の日に何か言うことはロクでもないことが多いのだけど、だいたい日本国民が被害者でアメリカと日本政府軍部が加害者という構図。これを外すことは過去絶対に無かった。いつもうんざりだった。そうやっていつも被害者面するリベラルの典型的な厚顔無恥の意見。中国、韓国や近隣諸国からみたらさぞかしむかついただろう。加害者のくせして被害者になりきってやがると。
しかしこの大竹しのぶさんは外した。僕が見てきた中では初めてだ。
前半の特攻隊の部分は平凡だが、肝心なのは後半。

私たちが、どんな思いで生きてきたか、どこで間違って、どこでその間違いから出直したか、今のうちに書いておかなくてはね。私たちが、自分で地獄をつくったということを。
大竹しのぶ


そうだ、我々日本国民が地獄を作りだしたのだ。とことん加害者なのである。近隣諸国に対する、そして日本人の被害者に対しても、我々日本国民が加害者なのである。南京がなければ広島は無かったのだから。このことを考えずしてあの戦争を考えることは許されない、断じて。被害者面はもういい加減やめてほしい。世界中から笑われている。
地球は寒冷化に向かうのか
氷河期に向う地球②「まやかしの温暖化説」

地球温暖化警告の書『不都合な真実』を著したアル・ゴア氏が原子力発電を推進する(二酸化炭素を排出する火力発電からの切り替えを主張する)グループの回し者だという陰謀論はさておき、太陽黒点が異様に少なくなっているということ、つまり、太陽の活動が活発でなくなっていて、江戸時代の飢饉の時期にあったような「マウンダー極小期」みたいなのが来て、地球が少し寒冷化するじゃないかという説は科学的にある程度の説得力を持っている。

また一方、過去、10万年続く氷河期と1万年の間氷期の繰り返しサイクルの中にあって現在は1万年の間氷期の終わりに位置しているというデータはデータが正しければなかなか否定できるものではない。つまりこれから10万年続く氷河期が来るという説もある程度の説得力を持ってはいるが、それは1万年ぐらい後かもしれないわけで。

確かに最近、冬が寒い。これは温暖化によって高緯度地域の氷が融けて一時的に寒くなっているのではという説も一応説得力を持ってはいる。

氷河期はもちろんご免だが、これだけ夏が暑いと、「マウンダー極小期」で数10年ぐらい涼しい時期が来るのはいいんじゃないの、と思ってしまう。もちろん食糧危機やエネルギー危機は避けられないだろうが。しかしこれ以上温暖化が激しくなれば、アフリカ、インドなど食糧危機がもっと深刻になり、紛争も激化するだろう。そしてそれが世界中に波及する。

いい加減これぐらいで少し地球が冷やされるのはいいのかもしれない、と僕のような楽観主義者は無責任に思ってしまうのだが。
日本を救った菅直人元首相
半歩前へⅡ:日本を救った菅直人に「対応がまずい」?

原発事故時、管直人首相は国民からめちゃくちゃ非難されたが、大惨事にならずに済んだのはこの首相のおかげだったはずだ。
格納容器をベントしたから建屋が爆発したんだけど、ベントしてなかったら格納容器そのものが爆発してただろう、間違いなく。その判断は理系出身で、最終決断ができる立場にいた、管首相の判断によるものだった。もしこの時の首相が安倍ならと思うとぞっとする。もし建屋の爆発をためらって格納容器を爆発させていたら、東日本は住めない状況になっていた。当時東京にいた人はすべて重度の放射能汚染に見舞われただろう。一体、管首相以外で決定権のあるだれが、建屋は爆発してもいいから格納容器だけは守れ、と判断できただろうか。相当な知的レベルと勇気ある決断力が要求されるのだから。
なのに、日本国民は管首相を罷免したのだ。なんと愚かだろうか。これ以上愚かなことがあるだろうか。
せめて後からでいいから管直人氏の名誉を回復させてほしいものだ。歴史に残る偉業なのだから。