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だるいせつないこわいさみしい
今日いつもの取引先に行ったら、ひまそうに3人で北朝鮮の話で盛り上がってて、僕も興味ある話だったので、ニコニコしながら聞いていた。まぁ得意先だし。クーデターの話になったので僕も「なんでクーデター起こらんのやろね」とか言ったりして一応会話に加わったりしていた。そしたら相手がいきなり僕に「にいちゃん、純然たる日本人やろな?」と真顔で聞く。予期しない質問だけに少し驚いたが、「え?まぁもちろんそうですけど。」と答える。「せやったらええけど最近多いよってにな、在日っちゅうのが。」なんだこいつは。以前から不愉快な奴で、一度大喧嘩したことがあるのだけど、それをまだ根に持ってるのかな。もう10年以上も前のことなんだけど。一体ぼくが日本人じゃなかったら、どうだってんだろう。ああ、くだらない。どうでもええやないか。僕自身仕事関係で在日の人は結構知っているけど一度も気になったことはない。選挙権が無いというのはどうなんだろう、ぐらいは思ったことはあるけど。
みんなこんなふうにナショナリストになったんだろうか。それともこいつだけなんだろうか。なんだかだるい気持ちになって帰ってきたら、亀田がやっていた。日本人の絡む試合で生まれてはじめて日本人以外を応援した。それもせつないくらいに。でも素人目に見てもランダエダのパンチがゆるい。亀田の頭をなでるような優しいパンチが時々飛ぶ程度で、あとはシナリオどおり終盤、亀田の猛ダッシュで亀田の圧勝だった。ばかばかしかった。完全な八百長である。

サバンナの象のうんこじゃないけど、だるいせつないこわいさみしい、一日だった。

こんな奴らと比較したら大変失礼なんだけど、俳句や短歌の人は本当にいい人たちばかりだなぁ、とつくづく思ってしまった。ぼくはものすごく恵まれてるんだ、とあらためて思ったのでした。感謝です。


追記:
短歌以外の人はご存じないかもしれないのでちゃんと引用先を書いておきます。

サバンナの象のうんこよきいてくれだるいせつないこわいさみしい  穂村弘

この短歌を今日突然思い出したのでした。やれやれ。
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