文学バー「リズール」
昨日はよく喋り、よく飲み、よく議論し、よく笑った。そして少し怒った。(これは反省)

まず、sora歌会。場所は天満橋。13人と大盛況。
最近は新人さんが多い。ありがたいことだ。こっちも刺激を受ける。
去年から、まだ学生さんで詩の勉強をしているM上さんが熱心に毎回来てもらってる。スジがいいので今後が楽しみ。

昨日は、プロのジャズミュージシャンのK松さん。文学の会は生まれて初めて、ということだったが、会の半ばにはもう慣れてしまっていた。さすがだ。この人も今後が楽しみ。

sora歌会は短歌の会だが、短歌以外の人がすごく多い。ますます多士済々になった。

いつもの炉端で懇親会。K松さんの歓迎会のはずが、気がついたら、隣に座ったN口さんと原発談義。物理の先生なので、前からこの人と原発の話をしたかったのだ。一時間ぐらい話し込んだだろうか。結局平行線で終わったが、次回リベンジしたい。

そこから地下鉄を乗り継いで、心斎橋の文学バー「リズール」へ。着いたのは8時ぐらいだったか。ここは小説家の玄月さんがプロデュースしたということで大阪ではニュースになっていて、以前から行きたかったのだ。半ば強制的に皆さんをお連れしてしまった。僕を入れて7人。


文学バー「リズール」

地下一階の細長い店内。壁にはびっしりと文学関係の書物が。といってもほとんど小説ばかり。そりゃ小説家だから仕方ないけど。詩の関係も少しはあった。金時鐘の詩集や尹東柱の本があったのはさすが。僕が読みたかったのは韓国の短編小説集。つい最近、ヤン・イクチュンやキム・ギドクの映画にびっくりしたので、韓国の小説家が書く物語にはどうしても期待してしまう。でも酔ってたので、読むことはなかった。見ただけだったけど。短歌や俳句は全く無かったと思う。やはり第二芸術なのかな。少なくとも小説家から見れば。

盛り上がったのは、ここのオリジナルカクテル。「杜子春」や「雪国」「星の王子様」など古典的名作のタイトルがカクテルの名前になっている。中でもやっぱり「人間失格」。

H坂さんがこれを注文していて、店員さんが運んでくると

「人間失格の方は?」

と聞く。H坂さんが

「はい私です。」

と答える。ここで爆笑。でもこの時僕はその場にいなかった。トイレか、本棚をさまよってたらしい。残念。あとで聞いて一人爆笑していた。

こういうのもっと増やせばいいと思う。「罪と罰」「白痴」とか「イワンのばか」とか、「異邦人」。そうそう「ロリータ」も。あと調べたら出てく出てくる。「危険な関係」「肉体の悪魔」「愛人」「破戒」「裸の王様」「坊ちゃん」。自虐的なのとか、怪しげなのとか、うけると思う。

「白痴の方は?」「はい僕です。」
「愛人の方は?」「はい私です。」

いいなぁ。
また行こうっと。

玄月さんいたよ。カッコよかった。
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反日ナショナリズム
石田衣良原作のドラマ「池袋ウエストゲートパーク」を見ているが、正直つまらない。でも見続けている。この作家はきっと、社会に起こった事件を題材に取材をしてありきたりの想像力で埋めていくという最もつまらない小説家の類なのだろうと想像してしまう。クドカンの脚本だから見続けているわけで。森下愛子が相変わらずやってくれているので、安心して笑えるというか。

どんな人だろうと調べたら、予想通り、注目された時事問題を題材に書いている。神戸連続児童殺傷事件とか大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件とかアメリカ同時多発テロ事件とか、お決まりの奴だ。

でも今年に入ってこんなことも言っている。

「今の日本ほど、世界の中で潰れちゃってかまわない国はないかな。」「日本が無くなって世界の人が困るのは漫画とゲームが消えることぐらいでしょう。」

なかなか面白いことを言う。確かに日本という国や日本の文化を必要としているのは、基本我々日本人だけなのだ。
でもどこの民族もそうであって、民族とはしょせんそういうものなのだし。このことをそれぞれの民族が認識できて謙虚になれれば、もっと世界は平和だろうな、と思う。

でもこういうことは言わないんだ、石田衣良は。きっと単純な反日思想の持ち主なんだろう。

反日もしょせん、ナショナリズムにすぎない。一つの民族を世界一だと思うことと、一つの民族を世界最悪だと思うことと、全く同じ唾棄すべき排他的ナショナリズムなのだから。