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アメリカンドリームの破綻
ほんとうに怖ろしいのはアメリカという”ドリーム“が破綻することだろうか。

かつて池澤夏樹は、常にプラス成長を強いられる、つまりプラス成長の上にはじめて成り立つこの資本主義は巨大なねずみ講に過ぎないと断じた。だとするならいずれ遅かれ早かれこの資本主義は破綻するわけだ。

全く収束する気配どころかますます増幅していくサブプライム問題がその破綻の端緒ではないと誰か言い切れるだろうか。

低所得者層に庭付き一戸建てという夢を具現化させたサブプライムローンはアメリカという”ドリーム“が如実に眼を剥いたあげくの終着点のような気がする。それが破綻した。

アメリカの破綻はおそらく資本主義の破綻である。いやもちろんアメリカが破綻してもロシヤや中国あるいはECに資本主義の覇権が移るだけかもしれない。しかし資本主義の権化と化したアメリカが破綻したとき、資本主義そのものが”ドリーム“だったのだとわかるはずだ。
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