地球寒冷化?
昨日の日経新聞に、地球は当面寒冷化するんじゃないか、という記事が載っていた。どうもネットにはこういうニュースはないらしい。

地球の気温に影響を与える要因は様々あって、その一つに海水温の変動がある。これが数十年周期で高温期と低温期を繰り返すとのこと。1970年代半ばまで30年ほど低温期が続き、その後高温期に入ったらしい。それが2000年を機に再び低温期へに入ったとのことで、この分だと2030年ごろまで低温期が続くんじゃないか、と専門家は予測している。実際、去年2008年の地球全体の年平均気温は21世紀に入って最低を記録したとのことだ。

また太陽の活動にも周期的な変動があって、NASAは昨年9月、「太陽活動が約50年ぶりの静けさ」と発表。これにはどれぐらいの周期かは書いていなかったが、興味深い事実である。太陽活動が活発であれば輻射熱が大きく地球に届く熱量も多いので暑くなる。逆に太陽活動が静かなら輻射熱が小さく地球に届く熱量も少なくて涼しくなる。

だから地球温暖化はもう心配することはない、というわけでは全然なく、海水温のシミュレーションがたとえ当たったとしても、人間活動が今のままだと温室効果による温暖化がある程度抑えられるというだけで、2030年以降はダイエットのリバウンドのような急激な温暖化が待ち受けているのは間違いない。

この記事が世論操作を含んでいないとは言い切れないが、イギリス気象庁発表の世界の気温変動グラフ(参照)では2005年から毎年温度が下がり続けている。そしてこれからもこのまま寒冷化が本当に主調となれば、温暖化防止対策など、意味ないんじゃないか、という風潮になるかもしれないのが怖い。二酸化炭素など温室効果ガスが増え続けていけば、地球の未来の温度を確実に上げていくことになるのは間違いないからだ。上がったり下がったりしながらも確実に上昇していく。

せっかく起こった世界的な環境対策に水をさすことにならなければよいが、と懸念してしまう。
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コメント
この記事へのコメント
同感です
同じ思いです。Gooブログでも池田信夫先生あたりがこの話題を扱っていました。経済学者とその取り巻きは貴方が懸念する方向に向かっていきそうです^^;
2009/02/04(水) 00:14:12 | URL | rabbit125cc #-[ 編集]
同意できません
CO2濃度と気温上昇の関係がどれだけ明らかになっているのか?予測が外れている以上、地球シミュレーションを信用する事はできません。

「何れ気温は上昇する」とは誰でも主張できます。「何れトヨタの株価は5000円以上になる」という主張と同じような気がします。信憑性に欠けます。
2009/02/04(水) 12:52:10 | URL | はんてふ #MkSG96Cg[ 編集]
コメントありがとうございます
> rabbit125cc さん
そうですね。どうしても温暖化していることにしたくない人たちがかなりいるようです。経済がまた沈静化しますから。でもグリーン・ニューディールは効果的だと思うのですが。

>はんてふさん
自然現象による温度変化と人為的な温度変化は全く桁が違います。今のは明らかに人為的な温度変化ですね。自然現象による温度変化はもっとゆっくりなのです。


しかし、たった3年ぐらいのデータでは科学的には何も実証できないのです。だから今のところ日経新聞の勇み足でしょうね。何か魂胆があるのかもしれませんが。
それに対して何十年ものデータには信憑性があります。それも急激な温暖化なので、これが過去のデータと比べて自然現象ではないのは明らかなのです。
2009/02/04(水) 21:04:48 | URL | hosomi #4DppGirI[ 編集]
いや、同意はできません
いや・・・不思議なんですけど、人為的なCO2排出量よりも、火山活動など自然からのCO2排出量の方が段違いに多いと聞いた事があって。

実際のところはどうなんでしょう?

その上、今回のシミュレーションのように、CO2以外にも要素が多すぎて、予測は不可能なんじゃないかと思います。

そもそもシミュレーションの再現性に疑問があります。そんなに演算能力の高いコンピュータがあるとは思えないし、再現し実証するにはどれだけの情報を集めたらいいのか・・・気が遠くなります。

不思議なのは、地球温暖化を主張している方々の多くは、CO2以外の要因を簡単に無視すべきものとしている事です。僕が知らないだけかも知れませんが。

例えば、突然大型火山が爆発すれば、日光が遮られて地球の気温は下がりますよね?温暖化対策という事自体、不確定要素が多すぎて対策する事はムダのような気がします。

CO2は温暖化の要素に絶対に含まれない、とまでは謂いません。だけど、明らかにCO2削減にコストを割きすぎだと思います。他に注力すべき環境問題は山積しているのですから。

純粋にエネルギー問題・公害問題として考えるべきじゃないかと思います。
2009/02/04(水) 22:25:09 | URL | はんてふ #MgPICMPo[ 編集]
自然との共存
火山活動によるCO2の増加は歴史的に見ておそらく自然とのバランスが恒常的にとれているのでしょう。一時的な大爆発によって空が火山灰で覆われて温度が下がるのは一時的な低下であってすぐまた元に戻ります。

今の人為的なCO2の増加は恒常的なCO2濃度とは別に追加されているわけで、自然増加と別に考えないといけないから大問題なのです。

そもそも結局人口問題が重要であり、これだけ人口が増えてきたら、人と自然との共存を真剣に考えないと共存できないわけで、その意味で人が排出する廃棄物を減らす方向に考えなければいけないのは、温暖化とはまた別の問題でもあるのです。その廃棄物の代表がCO2だというわけで、そもそも温暖化とは関係なくCO2濃度は一定に保つ必要があると思われます。このことは典型的な環境問題であって、局所的な公害問題ではありません。
2009/02/06(金) 20:21:18 | URL | hosomi #4DppGirI[ 編集]
レスありがとうございます。

>>2030年以降はダイエットのリバウンドのような急激な温暖化が待ち受けているのは間違いない。

>>二酸化炭素など温室効果ガスが増え続けていけば、地球の未来の温度を確実に上げていくことになるのは間違いないからだ。上がったり下がったりしながらも確実に上昇していく。

このように断定してしまっていいのでしょうか。僕はこのように言い切るだけの材料はないように思います。

記事の地球シミュレーションは予想が外れましたが、じゃあ"CO2や他の要因に対する重み付けや回帰式自体を検討・変更したい"という声は全く聞こえてきません。

予想が外れたら、修正するのが普通です。それを「地球温暖化の発生時期の予測を見誤っただけだ」と居直るのは、疑似科学者だと断じます。
2009/02/28(土) 11:17:13 | URL | はんてふ #fW9NEGtQ[ 編集]
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