百年に一度
日経平均が1万円を超え、景気の底を打った感の強い相場が最近続いていて、これからも雇用に不安を残しながらも続伸していくらしい。アメリカの住宅問題は解決していないし、欧州は不安だらけで、特にラトビア危機はかなりやばいらしいけど。

「百年に一度」の恐慌と言われたわりには回復が早かったように思うが、それも日米中などが政府丸抱えの財政出動を積極果敢に行ったおかげらしい。それは財政赤字を生むことになり、今後が心配だが、もう一つ心配なことが、昨日の日経新聞朝刊の一面に載っていた。景気回復により、世界中のマネーが市場に急速に再流入してくるのではないか、という懸念だ。つまり相場が(今すぐにではないが)急速に上昇するのでは、ということで、またぞろバブル相場になるのでないかという懸念である。

思うに、百年前の世界恐慌は今と違って、経済のグローバル化はさほど進んでいなかったはずだし、市場の規模も違う。だから百年前に今の規模の恐慌があればそれは本当に大変だったわけだけど、今ならグローバル化が進んだことにより、わりと一気にこのレベルの破綻になるわけで、またこの速さで回復基調にもなる。これからはこの「百年に一度」のレベルの恐慌が5年か10年に一度ぐらいは起こるのではないか、という懸念が逆に出てきた。それはちっとも「百年に一度」ではないわけだけど、こんなバブル崩壊が何度もやってきたらこっちはやはりたまらない。

チャーチルはかつて「民主主義は最悪の政治システムと言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治システムを除けば」と言った。言い換えると「民主主義はよくないけどそれしかないんだよ」という意味だろう。この民主主義を資本主義に置き換えても同じことだろうと思う。つまり資本主義は最悪の経済システムだけど、それしかないわけだ。

資本主義しかないわけだから、だからこの資本主義を改訂していくしかないわけで、この「百年に一度」と大騒ぎしたことを機に、そこから学んで、資本主義を少しでも良いものに改めていくしかないのだろう。そしてバブルがさほど大きくならないように調整していければと願う。それこそこれからの経済学者の仕事なのだろうな、と素人ながら思うのだ。
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