杉山文野「ダブルハッピネス」

とにかく元気の出る本だ。
女子フェンシングの日本代表にまでなったという、FtM(性同一性障害)の人のカミングアウト自伝。基本、体育会系のノリのせいか、とにかく明るい。

涙あり笑いあり、と言っても、涙:笑い=2:8ぐらいで、ほとんど爆笑しながら読んでしまった。文章が上手い。

そんな元気いっぱいの人でも、家族や友人の理解がすごくある人でも、しょっちゅう死にたい、と思うほど、この性同一性障害は深刻なことがある、ということを思い知らされる。

結局、性同一性障害を通じて、人間の幸せとは何なのか、とか、もっと普遍的なことを考えさせられる、良質の書だ。久しぶりにいい本を読んだなぁ、と気分が良くなってくる。

がんばれ、フミノ!、とつい声をかけたくなるが、がんばらなきゃいけないのは自分の方だと、この本を読めば誰もが前向きに思うだろう。

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