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立派な芸術家とは
「ちゃんとした手続きを踏んでいる。息子でありながら、立派な芸術家ですよ。その人間の人格を踏まえて仕事をしてもらっている」

立派な芸術家かどうかは実のところ、よほど評価されている人を除いて客観的判断はきわめて難しい。まぁある意味言ったもん勝ちの世界ではある。

石原都知事の四男で画家の延啓氏(40)が、都の芸術振興事業に関連して、突然、外部委員に委嘱され、公費でヨーロッパに出張していたとする調査結果が発表された。旅費約55万円は都の補助金から支給された。が都は「適切」としている。
また、04年1月、石原都知事がスイス・ダボスでの「世界経済フォーラム年次総会」(ダボス会議)に出席した際、現地で開いた知事主催のパーティーでの大鼓演奏の舞台背景制作者としてこの四男の延啓氏が同行していたことが5日、分かった。事前調査と合わせ、2回分の旅費約120万円は公費から支出されていた。都側は「演奏者の意向で四男が舞台背景を担当することになった。都が四男を選んだわけではない」と支出に問題はないとしている。

「違法性があるんですか!」と石原都知事はマスコミにかみついている。違法性があるかどうかがおそらくここでは問題ではないだろう。

都の芸術振興事業の外部委員に委嘱されたのも、もちろん石原都知事が言うとおり人選に絡んでいないだろうし、また演奏者の意向で四男が舞台背景を担当することになったわけで、これも石原都知事が人選で絡んでいるわけではおそらくないだろう。だから違法性はないと言っていいと思う。だが選ぶ側に、絶対的な権力者である石原都知事の親族を選べば喜んでもらえるだろう、というバイアスが人選の際になかったとは否定できない。というか、あったと解釈されても仕方がないだろう。想像するにこのご子息はこういった人選にパスしてもなんらおかしくない実力の持ち主に違いない。つまり立派な芸術家であるわけだ。だから選んでもかまわない、と人選する側は思い、他の人もいたけどこの人にしといた方が何かと後々いいんじゃない、と思ったかもしれないし、思わなかったかもしれない。が、たとえ思ったとしても違法性は全くないだろう。しかしだからといって、権力者の親族がこういった主観が支配する芸術の分野で選ばれるということがどういうことを意味するのか、を当の権力者は常に分別していないとだめなのもまた道理だ。それが国会議員や自治体の長たるものの、最低限のエチケットだろう。また単なる知事ではなく有名人の親族なのだからなおさらだ。

この国の有名税が時折思いのほか高くつく、ということを、この都知事はどうもいまだに理解していないようだ。違法性は無くとも名誉が著しく傷がつくことは有名人ほどあるわけで、そしてこの名誉毀損は誰にも訴えることは出来ないのである。
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