世界史は退屈ですか
以下、とりとめもない妄想のような文です。人類学や、高校未履修で有名になった世界史の話で、興味のない方は読まないでください。退屈極まりないですから。


このブログのアクセス解析をしたら検索ワードに「黒髪 人類学 謎 アイスランド」があって、アイスランドに東洋系が突然変異のように顕れるのは人類学上の謎とされていることを思い出し、そうだビョークが東洋系なのはエスキモーのイヌイットの関係じゃないのかな、と気になりググルとアイスランドにエスキモーは住んだことがないということがわかった。その代わりグリーンランドの原住民はエスキモーであることがわかり、結局ノルウェー系のヴァイキングがグリーンランドとアイスランドを行ったり来たりしていて、その関係でビョークは東洋系の柔らかな顔立ちなのだろう、という結論に勝手に至った。

その後ネットサーフィンにはまった。いろいろと今まで知らない世界史のことが出てきた。
まずノルウェー系のヴァイキングは西方へ遠征した一派があり、グリーンランドを経て北米大陸に至っている。それは西暦1000年ごろで、コロンブスの新大陸発見より500年も前だ。これは聞いたことがある。今のカナダのバッフィン島にまず到着しその氷の世界に嫌気が差し南下してラブラドル半島からニューファンドランド島に流れ着き、緑あふれる世界に感動し定着を考えて住み始めるも、原住民のインディアンに攻撃されほうほうの体でアイスランドに逃げ帰ったのだそうだ。そのヴァイキングの遺跡が1960年ごろにニューファンドランド島で発見され、当時欧米ではかなり話題になったそうだ。(こういう話大好き)

で興味はなぜかインディアンに。1万3千年まえぐらいにシベリアとアラスカとの間のベーリング海峡をわたったモンゴロイド(つまり東洋人)が始まりで、以後4千年間の間に南米の先っぽまで至っている。最初は狩猟生活だったが、紀元前5000年頃、ミシシッピ河沿岸の中央平原で農耕生活が始まった。一方、700年頃には北米に初めて弓矢が登場して大型獣の狩猟がより効率的になり、その間に農耕生活が栄え、11世紀半ばにはミシシッピ河上流では都市的集落が発達し、イリノイ州カホキアでは人口3万に達する都市や120に及ぶ古墳が建設された。北米インディアンもかなり発達した文化があったのだ。ただ狩猟採集生活も主流を続け、人口は16世紀の時点で北米大陸にはおよそ100万人が住んでいたというが、これは同じアメリカ大陸のアステカ帝国の1200万、南米のインカ帝国の600万という人口に比べても少ない。
確かに北米中南米を含めたこの新大陸は、他の大陸に比べて文明の発達度は遅いが、着実に独自文化の成熟を見せつつあっただけに、16世紀以降のヨーロッパ人の新大陸に対する蛮行は、つまりあの文明破壊はおそらく世界史上最大のものと言っていいだろう。

で、なぜか興味はそのモンゴロイドに。というかインディアンの元になった北アジアの人類学や考古学に。そこでまたググル。
僕が以前から気になっていたのはアイヌ人を含む、環オホーツク海古代文化である。オホーツク海沿岸の大陸側はおそらく北方モンゴロイドのはずだ。それに対して北海道のアイヌは縄文人の一派で、南方モンゴロイドである。沖縄人とアイヌ人が遺伝子レベルで全く同じことが分子人類学で証明されているのだから。これは以前から知っていた。一体オホーツク海で彼らがどういった交流をしてどういった文化を育んでいたのだろう。大変興味ある。
で出てきたのが、菊池俊彦著「環オホーツク海古代文化の研究」[北海道大学大学院文学研究科研究叢書6]という大部の本である。これしか出なかった。これを読めば相当わかるだろう。だが今そこまで読む気はしない。老後の楽しみに取っておくとしよう。
僕が今もし学生で自由な身分なら、北大に行って、この研究をするかもしれないし、しないかもしれない。ま、しないだろうな。本は読むけど。他にも興味があることはいっぱいあるから。

とにかく人類学や世界史をひもとくと、すっきりする。気持ちいいのだ。なぜかって言うと、先入観なく科学的に民族などを分析できるからだ。あのうっとおしいナショナリズムから開放されるからである。日本人も結局、縄文人(南方モンゴロイド)と弥生人(北方モンゴロイド)との混血でしかないのだから。それに宗谷岬と樺太の間に線を引き出したのは最近だし、対馬海峡に線を引き出したのも中世以降だ。古代には環オホーツク海文明や、南鮮(当時の伽耶国)と北九州をぐるっと囲った海洋文明が栄え、それぞれ似た文化、似た言語があったはずだ。そうやって学校で教わった歴史での国境を一度取っ払わないと、本当の客観的な歴史はわかりっこないだろう。
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文化的には北欧圏に属し、特に宗主国であったデンマークの影響が強いが、第二次世界大戦後はアメリカ合衆国|アメリカの影響も大きい。多くの人々が文学や詩に親しむ環境にあり、人口数十万の国ながら多くの文学者や音楽家を輩出している。 文学 民族の生い立ちをつづった一
2007/04/04(水) 11:11:23 | 国を集めた