希望的観測

「希望的観測は人が生きていくための必需品よ」
TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』第2話より葛城ミサトのセリフ


丁度ぼくもそう思ってたところ、youtubeでエヴァンゲリオン(参照)を見ていたらこのセリフだったので、反応した。
確かに物事を悲観的に見なければならない状況が最近は多いとはいえ、悲観的に見てばかりでは気分が滅入るし、いいアイデアも浮かばないだろう。
ここ最近で最も悲観的にならざるをえないのは地球温暖化だろうか。京都議定書などいくら採択されようが、アメリカはそっぽを向くし、他の国がいくら二酸化炭素削減努力をしようが、人間というものが本来上昇志向だし、マイナス志向である省エネとかゴミ削減とかは、向いてないな、とつくづく思っていたのだ。まぁ無理だろう、この方向では。
で、なにか科学技術を利用した抜本的解決策はないものかと、あれこれ思案しだした。以前から科学技術者は環境問題に対してあまりに楽観的なのがぼくは安易で大嫌いだったのだが、この際仕方がない。背に腹は変えられない。人類みんなでアイデアを出し合えば中にいいのが絶対あるんじゃないだろうか。

それでぼくもぼくなりにいろいろと考えて、言うのも恥ずかしいほどの奇想天外なアイデアも思いついてたのだが、それは後ほど言うか言うまいか思案しているが、今年に入って新聞でこんな記事があった。(参照)

「大量のCO2、地下に封じ込め・地球環境技術研究機構 」
 官民共同研究機関の地球環境産業技術研究機構は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を地中に大量に封じ込める新技術を開発した。地下の岩石と反応させる手法で、従来に比べて安定状態で貯蔵可能。日本の年間排出量の約2倍に当たる約27億トンのCO2を処理できるとみて、今後、産業界と大規模実験を始める計画だ。
 新技術では、日本の地下に広く分布している「蛇紋岩」を利用する。自然界では、無数にある岩石の亀裂にCO2が溶け込んだ水が染み込み、岩の表面と反応して塩のようなかたまりとして固定される。このため、排ガスに含まれるCO2を回収して地下に吹き込めば、大量のCO2を封じ込めることができる。


日本の排出量の2年分というのが量的にどれぐらい有効かどうかはわからないし、技術的にどうやって二酸化炭素を回収して地下に吹き込ませるのかが全くわからないが、考え方として一つ発想の転換がある。排出量の削減ではなく、排出してしまったガスの削減である。これの応用で思いついたのが、二酸化炭素をなんとか固形化してスペースシャトルで宇宙に捨てに行く、というアイデアだ。これはおそらくスペースシャトルの吐き出す排気ガスで帳消しされるような気がするのでたぶんアウトだろう。でもなんとか二酸化炭素を地球の外に追いやる方法はきっとあるはずである。

それで今日ネットで見つけたのが、以下の記事だ。(参照)

「宇宙の巨大鏡で温暖化対策 米政府、提案へ」
 宇宙空間に浮かべた鏡で太陽光線を反射するという温暖化対策の研究を今春に出される国連の報告書に盛り込むよう、米政府が提案する。英紙ガーディアンが伝えたもので、試算では太陽光線の1%も反射すれば産業革命以来出してきた温室効果ガスの効果を十分相殺するという。排出削減を柱にした京都議定書とは反対の、いかにも米国らしい“プラス志向”?。
 軌道上に打ち上げた巨大な鏡で反射するほか、光を反射するホコリを大気中に放出するといった方法もあるという。

  
これには一瞬笑ってしまった。さすがアメリカである。二酸化炭素の排出削減はおろか、排出された二酸化炭素の減少にも全く興味がない。要するに温度上げなきゃいいんだろう、ということだ。大らかである。ぼくもこれに少し近いアイデアだったので、人のことは笑えないが、これだと二酸化炭素はどんどん増えていくので、本当の解決にはならないはずだ。でもなぜか魅力的なアイデアではある。案外いけるんじゃないか、という気がする。
ちなみにぼくが去年思いついたアイデアは、地球の公転軌道を何らかの方法でほんの少し外側にずらして太陽からほんの少し遠ざけよう、というアメリカもまっつぁおな奇想天外なアイデアである。こんなのはエヴァンゲリオンの世界ぐらいだろうか。
アメリカのアイデアもぼくのアイデアも二酸化炭素は全く減らないし、生態系がどう変わるか全く考えていない、という無責任極まりないものだ。要するに温度を下げればとりあえずは先延ばしできるかな、ぐらいにしか考えていない。

あとアメリカの応用で、別に反射しなくてもいいから、地球全体を(たぶん成層圏のあたりを)生態系に影響を与えない程度の塵で覆う、という方法がある。今思いついた。もちろん人畜無害の塵だ。これだと温度は少し下がるだろう。過去に火山の大噴火で地球全体が冷えたことがあったわけだし。
しかし一番いいのは二酸化炭素を地球外に追いやることだろうけど、なにかいいアイデアないでしょうかね。

ま、いずれにせよ、時に希望的観測に思いをめぐらすのは精神衛生上良いようである。
何とかなるさ、と思えてくるし。
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして
僕も妄想で
http://boogiepop77.blog24.fc2.com/blog-category-16.html

こんなの考えていたので
アメリカのこと言えないのですが
CO2を集めて
スペースシャトルで宇宙に運ぶのではなく
宇宙まで管を伸ばしてそこから捨てたら
気圧の関係でエネルギーを使わずに捨てれるかもしれません

でも、地中に埋めておいたほうが
いつかCO2を有効活用できるようになったら使えるので
地中に溜めておいたほうが良いのでは?
と思うのは貧乏性だからでしょうか・・・
2007/02/05(月) 18:20:11 | URL | いーじす #sM3nJ636[ 編集]
ありがとうございます
地球クーラーも読みました。
なかなか気宇壮大な!

こんなふうにみんなでアイデアを出し合えば、中に「当たり」がきっとあるはず、ですよね。
なんか陽気な気分になってきます。
2007/02/05(月) 22:14:04 | URL | hosomi #4DppGirI[ 編集]
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